ブリティッシュコロンビア州、ケベック州で広がる山火事、進展の兆し

Jun 03, 2023

［オタワ ９日 ロイター］ - 金曜日、カナダ西部のブリティッシュコロンビア州で山火事が広がり、東部のケベック州は、北米の各都市に煙が立ち上る火災の鎮火に向けた取り組みを開始すると発表した。

カナダ政府機関森林消防センター（CIFFC）によると、カナダは今年これまでに2,392件の山火事が発生し、440万ヘクタール（1,090万エーカー）が焼失し、最悪の山火事シーズンの始まりを迎えているが、これは昨年の年間平均の約15倍に相当する。十年。

CIFFCは、424件の火災が発生しており、そのうち230件は制御不能であると報告した。 東部と西部で同時に火災が発生するのは異例で、資源が枯渇し、気候変動の影響への懸念が高まっている。

木曜日、ブリティッシュコロンビア州北東部のタンブラーリッジ地域では約2,500人が避難するよう指示された。 当局はまた、州内で２番目に大きな規模を記録したドニークリーク火災に対する避難命令も拡大した。

ブリティッシュコロンビア州消防局が配信したビデオには、タンブラーリッジの人気のない通りと、近くの森が燃えている様子が映っていた。 一部の避難者は、北東約120キロ（75マイル）の町ドーソンクリークに避難所を見つけている。

ドーソンクリーク市長のダーシー・ドーバー氏はカナダ放送に対し、「衝撃的で、心臓を直撃する…シーズン序盤だと思うと恐ろしい」と語った。

ケベック州東部のマイテ・ブランシェット・ベジーナ森林大臣は、追加の資源が到着すれば当局は火災をよりよく制御できるだろうと述べた。 世界中から何百人もの消防士がカナダに到着しました。

カナダ、ブリティッシュコロンビア州タンブラーリッジの山火事から煙が立ち上る様子。2023年6月8日、ビデオから撮影したスクリーンショット。BC州野生生物局/ロイター経由の配布資料

「このスプリント段階は終わりました。今はマラソン段階に入っています。そのため、今後数日から数週間で、私たちはこれらの活発な火災を封じ込め、制御下に置き、最終的には鎮火することに努めます」と彼女はブリーフィングで語った。

カナダ環境省の気象学者ジェラルド・チェン氏は、今週末はケベック州と隣接するオンタリオ州で多少の雨が予想されるが、あまり助けにはならないかもしれないとオンライン会見で語った。

「雨についてあまり期待しすぎないよう皆さんに警告したい。雨には雷雨の危険が伴うからだ…降水量は非常に孤立する可能性がある」と同氏は述べた。

ブリティッシュコロンビア州の一部の気温は今週、摂氏30度（華氏86度）以上に上昇し、季節平均を10度近く上回った。 週末は雨が降ると予想されていますが、落雷の危険もあります。

アルバータ州西部では今も３５００人以上が避難指示を受けており、中部地域の大部分で暑さ警報が出ている。

オタワ、トロント、ニューヨーク、ワシントンなどの都市では、風向きが変わる日曜まで大気の質の悪さが続くと予想されている。

ニューヨーク地域の空港は煙による被害を受けているが、カナダ国内の旅行には影響はない。

カナダ交通局の広報担当ヒチャム・アユン氏は、「現時点では山火事による民間航空の運航への大きな影響は報告されていない」と述べた。

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トムソンロイター

カナダの政治、経済、一般ニュースに加え、北米全土の速報ニュースもカバーしており、以前はロンドンとモスクワに拠点を置き、ロイター通信による今年の財務省スクープ賞を受賞しました。